ワックスとは?
WAX(ワックス)とは、固形パラフィン(ロウソクに近い材質)です。
金属と違って切削や盛り付けがしやすいため、ジュエリーの原形製作に用いられます。
ワックスを金属にするには「鋳造(ちゅうぞう)」という工程を踏みます。「キャスト」とも呼ばれます。
鋳造工程を詳しく知る
ワックスの形状一覧
ワックスには様々な形状があります。
リングを作りたい時にはチューブワックス、ペンダントを作りたい時にはスライスワックス、花びらを作りたい時にはシートワックスなど…
作りたい物に適したワックスを選ぶことで、作業性が大幅に上がります。
チューブワックス(真円)
リング用ワックスの中で最もスタンダードな形です。あらかじめ8号の穴が開いています。厚みが均等なリング全般におすすめです。
チューブワックス(穴ずれ)
8号の穴が中心からずれているリング用ワックスです。上部に厚みがあるリングを製作する際に使用します。
チューブワックス(印台)
印台リング用のワックスです。スカルリングを製作する際にもこちらを使用します。あらかじめ8号の穴が開いています。
チューブワックス(穴なし)
穴が開いていないリング用ワックスです。8号よりも小さいサイズのリングを製作するために使用します。
ブロックワックス
塊状のワックスです。ベルトのバックルやフィギュア、印台ワックスでは作れない大きいスカルリング等、大きな物を製作する際におすすめです。
スライスワックス
ブロックワックスを薄くカットしたワックスです。主にペンダントやブローチ用として使用されます。
スプルーワックス
細い線状のワックスです。編み込みや唐草模様など、繊細な部分を製作する際に使用します。
シートワックス
厚み1.0mm前後の薄いワックスです。布のような動きを出したい時や、花びら等を製作する際に便利です。透けているため、絵の上に置いてカッターナイフでなぞって切ることができます。
ワックスの色と特徴
ハードワックスは特徴によって色分けされています。
ブルー・パープル・グリーンをご用意しており、作りたい物によって使い分けることが出来ます。